DJK

高分子物性

曲げ試験

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  • 曲げ試験は引張試験と同様に、材料の評価として基本的な試験です。
  • 射出成形、圧縮成形及び注型等で作製した短冊状試験片を用いて曲げ強さ、曲げ弾性率を評価します。弊社では、試験片の作製から承ります。
  • 装置名 :インストロン5566型, 55R-4206型, 5582型
  • ロードセル:100N, 1kN, 5kN, 10k N, 25kN, 100kN

規格別による試験条件

曲げ試験は規格及び試験片寸法により条件が以下のように変わります。

規格番号JIS K7171
ISO178
ASTM D790JIS K7074
(CFRP)
JIS K7017
ISO14125
(FRP)
代表的な試験片寸法80×10×h4mm127×13×h3.1mm100×15×h2mm60×15×h2mm*1
試験速度2 mm/min*21.3 mm/min*25 mm/min1mm/min
支点間距離LL=16×h (64mm)L=16×h (50mm)L=40×h (80mm)40mm*1
圧子の半径R1R1=5 mmR1=5 mmR1=5 mmR1=5 mm
支持台の半径R2R2=5 mm
(h>3mm)
R2=2 mm
(h≦3mm)
R2=5 mmR2=2 mmR2=5 mm
(h>3mm)
R2=2 mm
(h≦3mm)
曲げ弾性率割線法接線法接線法割線法

mage-1

mage-2

mage-3

曲げ試験結果について

曲げグラフ

※ 曲げ試験によって得られる生データは上図の曲げ荷重-たわみ曲線になります
解析ソフトによりS-Sカーブ(Stress-Strain, 応力-ひずみ線図)にリアルタイムで変換し、下図のチャートが得られます。

<算出式>
   曲げ応力

<曲げ強さの計算例>

   曲げ強さの計算例

曲げ弾性率について

曲げ弾性率

  ※ 曲げ弾性率の算出方法は規格によって以下の2つに分けられます。

・割線法:JIS K7171, JIS K7017
 規定歪み区間(0.05~0.25%)の応力勾配より曲げ弾性率を算出する方法。

 <算出式>
    曲げ弾性式

・接線法:JIS K7074, ASTM D790
 曲げ荷重-たわみ曲線の直線部の初期勾配より曲げ弾性率を算出する方法。

 <算出式>
    曲げ弾性式

《三点曲げ応力算出式の求め方》
    三点曲げ応力算出式