抵抗値
-絶縁体(固体)の体積抵抗率・表面抵抗率
-絶縁体(液体)の体積抵抗率
二重リング電極法【実測抵抗値目安:106~1016Ω】
円形電極の間で絶縁抵抗計により電気抵抗を測定し、電極形状から体積抵抗率及び表面抵抗率を求めます。
また恒温槽内での測定も可能です。(-60℃~200℃)
測定装置:ハイレジスタンスメータ 4339B(アジレント・テクノロジー(株)製)
(体積抵抗率、表面抵抗率とも同じ電極装置を用いて、測定項目に応じて接続を切り替えます)
電極組み合わせ | 表面電極 (mm) | 裏面電極 (mm) | ||
D1 | D2 | D3 | D4 | |
(1) | 25 | 38 | 50 | 50 |
(2) | 50 | 60 | 80 | 80 |
(3) | 76 | 88 | 100 | 100 |
(4) | 50 | 70 | 80 | 83±2 |
規格 | 推奨試験片形状 ※1 | 電極組み合わせ | 印加電圧 |
ASTM D257 | Φ100×t3mm Φ50×t3mm | (1),(3) | 500V 推奨 |
IEC 62631-3-1~3-2 JIS C 2139-3-1~3-2 | □100×t1mm | (1),(2),(3) | 10, 100, 500, 1000V 推奨 規定がない場合は100V |
JIS K 6911 ※2 | Φ100×t2mm (JIS K 6271-1 は、t1mm又はt2mm) | (4) | 500V |
JIS K 6271-1 | (2) (D4は83±2mm) | 1, 10, 100, 500, 1000V |
体積抵抗率、表面抵抗率は試験片の形状要因が反映されるのに対して、絶縁抵抗はテーパーピン間の抵抗値(Ω)で直に示します。
測定方法:絶縁体の体積抵抗率、表面抵抗率測定と同様に、テーパーピンの電極間に電圧を印加し、所定時間後(基本的には1分後)の抵抗を測定します。
規格 | 推奨試験片形状 | 2つの穴の中心の距離 | 印加電圧 |
---|---|---|---|
ASTM D257 | 平板試験片:75×50mm 以上 | 25mm | 500V 推奨 |
IEC 62631-3-3 JIS C 2139-3-3 |
シート材料:60×15mm 以上 平板試験片:75×50mm 以上 |
25mm | 10, 100, 500, 1000V推奨 規定がない場合は100V |
JIS K 6911 | 40×20mm t10mm(成形材料の場合) |
15mm | 500V |
注)穴加工は別途費用が掛かります。