高分子耐久性

用途に基づいた耐久性試験として、クリープ試験、耐候性試験、熱老化試験、サイクル試験、耐薬品性試験等の評価によって、樹脂やゴム材料の耐久性や寿命予測およびプラスチック製品の信頼性評価をします。

耐薬品性

浸漬試験

試験片をオートクレーブ中で指定の薬品(燃料、オイル、LLC、酸、アルカリなど)に浸漬し、指定温度、指定時間で取出し、物性変化を測定します。

液中クリープ

試験薬品に試験片を浸漬させた状態で、試験片に試験応力(荷重)を負荷し、試験片の破壊時間を計測します。(※)ただし、試験片の変形量(ひずみ)の計測は不可です。

耐ストレスクラック性

可変ひずみ
-1/4楕円法

楕円(長軸:127mm/短軸:38.1mm)の円周上に沿うように試験片に曲げひずみを与えた状態で、試験薬品を塗布したり、サイクル試験や試験環境下に放置した際のクラック発生の有無を確認します。

定ひずみ
-環境応力亀裂(ベントストリップ法/ASTM D1693、JIS K 6761準拠)

主にポリエチレン材料に対して、U字型に試験片に曲げひずみを与え、試験薬品(Igepal CO-630や界面活性剤等)に試験片を浸漬させた状態で放置した際のクラック発生の有無を確認します。

クリープ性

クリープ試験

JIS K7115(引張)、JIS K7116(曲げ)
プラスチックは粘弾性体のため、時間依存性が大きいです。クリープ試験は、試料に一定応力を与え、経過時間ごとのひずみを測定します。

応力緩和

応力緩和試験
-引張モード
-圧縮モード

クリープ試験は、一定荷重を与えるのに対して、応力緩和試験は、一定ひずみを与えて、経過時間ごとのの応力変化を測定します。

耐候性

キセノンウェザー試験

太陽光の波長分布に近いです。
屋外1年相当照射時間=約 1400時間(紫外線量298.4MJ,放射照度60W/m2とした場合)

<キセノンとサンシャインの比較はこちら

サンシャインウェザー試験

紫外線部において太陽光にない波長分布を有していますが、データ蓄積が多いです。
屋外1年相当照射時間=約 1100時間(紫外線量298.4MJ,放射照度78.5W/m2とした場合)

熱老化性

ギアオーブン試験
空気循環型オーブン試験
防爆型オーブン試験

ギヤオーブンまたは空気循環型オーブンを用いて、熱老化試験(指定温度、指定時間)を行います。温度範囲 RT~300℃(高温型 max400℃)UL 746 BのRTI(長期耐熱温度)試験の予備試験を行うこともできます。

耐湿熱性

恒温恒湿試験

恒温恒湿オーブンを用いた環境試験です。プラスチックは、高湿状態に放置されると物性低下を生じるものが多くあります。
温湿度制御範囲:-70~150℃/30~98%RH
※ヒートサイクル試験もできます。

冷熱衝撃性

試料を高温雰囲気から低温雰囲気に急激にもっていくことをヒートショックといいます。
温度範囲:低温側-70~0℃、高温側60~200℃

ヒートサイクル性

「低温(-40℃)→高温(120℃)→恒温恒湿(85℃・85%RH)→低温」のような温度や湿度の環境変化をプログラム制御し、耐久性の一環として、サイクル試験を実施することが可能です。(※)ただし、制御可能な湿度の領域は、温度により異なります。また、プログラム制御上、各温度・湿度への変化には、各々移行時間を要します。

疲労特性

平面曲げ疲労試験

平板状試験片の面に直交し、かつ試験片の軸を通る面内で、曲げモーメントを繰返し与えることにより、プラスチックの疲れ性質を測定します。

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