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8.Ecotoxicity(環境毒性試験) Plants toxicity

EN13432, ASTM D6400, ISO 17088

原理: 上記の総合規格の中に試験方法および判定基準が簡単に記されている。ベースはOECD 208*であるが、生分解試験の環境毒性評価用に修正されている。環境毒性試験は、ISO 16929(JIS K6952)の好気性崩壊度測定後に実施する。そのコンポスト材料の中に植物の生長を阻害するものが含まれていないかどうかを確認する試験である。試験は、コンポスト濃度2種類で行い、発芽率と成長量を測定し、ブランクに対して90%以上であれば合格としている。
* OECD208 Terrestrial Plant Test : Seeding Emergence and Seeding Growth Test(陸生植物の発芽および成長試験)

環境毒性試験 Ecotoxicity
試験濃度 1)コンポスト25%: コンポスト25%+標準土壌75%
2)コンポスト50%: コンポスト50%+標準土壌50%
*標準土壌: 標準土壌EEO(ドイツのメーカより入手、 ピートとケイ砂との混合物)
◎コンポスト: ISO 16929(JIS K6952)の好気性崩壊度測定時に試験材料10wt%を混合したコンポストを12週間培養したものがテストコンポストである。一方、試験材料を混合していないコンポストを同様に12週間培養したものがブランクコンポストである。そのため、試験水準としては、下記の4水準となる。
試験水準 ①ブランクコンポスト25%:プランクコンポスト25%+標準土壌75%
②ブランクコンポスト50%:プランクコンポスト50%+標準土壌50%
③テストコンポスト25% :テストコンポスト25%+標準土壌75%
④テストコンポスト50% :テストコンポスト50%+標準土壌50%
※評価は、同濃度のブランクコンポストに対してテストコンポストの発芽率と成長率を比較して行う。
植物の選択 OECD 208のリストの2つのカテゴリーから1種類ずつ選択することになっている。
・Dicotyledonae(双子葉類):ニンジン、レタス、キャベツ、クレソン、キュウリ、大根、チューリップ、豆類、トマト等
・Monocotyledonae(単子葉類): 玉ねぎ、大麦他麦類、コメ、
トウモロコシ、ソルガムキビ
◎OWSでは、双子葉類からはクレソン(Garden cress)、単子葉類からは大麦(Barley)を選択している。
試験方法1
発芽まで
500mlのフラワーポットに[試験水準]の配合物200gを入れ、100mlの蒸留水を注ぐ。X個の種を表面におき、その上に珪砂を薄くかぶせる。さらに適切な水分量になるように蒸留水を注ぐ。水分蒸発を防ぐためにガラス板をかぶせる。フラワーポットを20℃±2℃の暗室に発芽するまで置く。
X: 大麦…50個、クレソン…100個
*1窒素濃度(+NO3, -N)の調整: 窒素濃度は植物の生長に影響を与えるため、各コンポストの窒素濃度を測定しておき、テストコンポストの窒素濃度が低い場合は、+NO3 を追加した配合物も追加する。
*2 種の発芽能力の事前確認: 試験で用いる種は事前に90%以上の発芽率であることを確認しておく。
試験方法2
発芽後
発芽後、ガラス板を外し、3000lux以上の光を1日12時間以上照射する。水は必要に応じて与え、ポットの位置を変えてローテーションする。試験期間は、Y日である。
Y; 大麦…11±1日、クレソン…14±2日
評価 ポット毎に下記項目の計測を行い、ブランクコンポストに対する相対百分率を求める。
①発芽数
②土壌より上側を収穫し、湿潤状態(flesh)と乾燥状態(dry)の質量を成長量(plant biomas)として測定する。
クレソン
クレソン、大麦の生育試験

 

クレソンの収穫(成長量測定)
クレソンの収穫(成長量測定)

 

乾燥状態の成長量の比較(ブランクと試験片)

 

生分解性に関するページは以下のような構成になっています
1.生分解性プラスチックとは
2.生分解性プラスチック認証とは
2-1 生分解性プラスチックのカテゴリー
2-2 バイオマスプラスチック
3.TUV AUSTRIAの認証種類
4.生分解性プラスチック総合規格
5.Chemical Characteristics(化学的特性)
6.Biodegradation(生分解度)
7.The Degree of Disintegration(好気性崩壊度)
8.Ecotoxicity(環境毒性試験) Plants toxicity <現在のページ>

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