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事業案内
■溶液粘度
毛細管粘度計によりポリマー希釈溶液および溶媒の流下時間を測定することで、相対粘度、比粘度、還元粘度、粘度数、IV値、対数粘度を算出することができます。
また、濃度数点(基本3点)の還元粘度を測定し、プロットしたグラフから極限粘度(固有粘度)[η]を求めることができます(濃度ゼロに外挿したときの還元粘度を極限粘度とします)。
K、a(定数)が既知の場合は、粘度式[η]=KMaを使用し、M(粘度平均分子量)を算出することもできます。
毛細管粘度計は、ウベローデ、キャノン・フェンスケ、オストワルドに対応しております。
主な測定樹脂と対応する規格・測定溶媒は下表の通りです。
他の樹脂や溶媒についても、ご相談ください。
・動粘度測定用恒温液槽 TV-5NS, TV-7S(トーマス科学器械㈱製)
〇PETのIV値測定(例)
<測定条件>
測定溶媒:フェノール/1,1,2,2,-テトラクロロエタン=50/50 (質量比)
粘度計 :ウベローデ粘度計(No.1C)
溶液濃度:0.5 g/dL
測定温度:(25±0.05) ℃
<計算式>
IV値(dL/g)= (t-t0)/(t0×C)
t ;試料溶液の流下時間(s)
t0 ;測定溶媒の流下時間(s)
C ;試料溶液の濃度(g/dL)