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グローワイヤー -燃焼性試験 -着火性試験

グローワイヤとは赤熱した熱線を意味しており、所定温度のグローワイヤを押し付けて、燃えるか否かを見る試験で、赤熱素子、過負荷抵抗などの熱源による熱ストレスの影響をシミュレーションする試験です。

グローワイヤー

試験規格

・IEC 60695-2-10(JIS C60695-2-10) 試験方法-通則
・IEC 60695-2-11(JIS C60695-2-11) 最終製品に対する燃焼性試験方法
・IEC 60695-2-12(JIS C60695-2-12) 材料に対する燃焼性試験方法(GWFI)
・IEC 60695-2-13(JIS C60695-2-13) 材料に対する着火性試験方法(GWIT)

試験方法

図に示す、ループ状に曲げた直径4mmのニクロム線を、所定温度に加熱し、試験片に30秒間、押し付け、燃焼時間等の観察を行います。

グローワイヤー2    グローワイヤー3

試験の評価

【グローワイヤ燃焼性指数(GWFI)の評価】
試験温度のグローワイヤを試験片に30±1秒間押し付けた後、下記の1と2の両項目を満足したとき、その試験温度をクリアーしたものとします。3回連続した試験を行い、最高温度を求めます。

1.グローワイヤを引き離した後、有炎燃焼または赤熱(グローイング)が30秒以内に消えるとき
2.試験片の200mm下に置いた薄葉紙が着火しないとき

※表記方法:試験で求めた最高温度をGWFIとする。

【グローワイヤ着火温度(GWIT)の評価】
試験温度のグローワイヤを試験片に30±1秒間押し付けている間、および、その後の30秒間で、着火を起こさない最高温度(試験温度間隔を25℃とし、3回連続した同じ温度で試験する)。

着火 炎を5秒以上目視で確認できること。試験片の200mm下に置いた薄葉紙が着火または、ストローブマツの焦げも着火に含む。
表記方法 試験で求めた最高温度より25℃高い温度をGWITとする。