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滑り摩耗

特徴

・JIS K7218 A法(リング対ディスク、リング対リング【鈴木-松原式】)および、3ピンオンディスクに対応しています。
・リング試験片に熱電対を取付けることにより、摩擦熱の温度上昇の挙動がつかめます。
・レーザー変位計により、試験中の摩耗深さの変化を確認できます。
・摩擦係数、摩擦熱、摩耗深さの三つのデータを総合的に判断することにより、限界PV値を測定することができます。
・試験時の各種データをEXCELファイルで開くことができるため、解析に便利です。

※弊社では射出成形や、二次加工による試験片作製からも承ります。

すべり摩耗試験

仕様

荷重範囲 20 N~4500 N
速度範囲 30~3000 rpm (リングでの周速度 0.035 m/s~3.5 m/s)
摩擦力検知ロードセル Max 100 N
雰囲気温度 RT~200 ℃

エー・アンド・デイ製 EFM-III-F

データ例

摩耗質量測定チャート
Fig.滑り摩耗試験チャート例
試料:POM 相手材:S45C (速度 0.5m/s一定、荷重 50N一定、試験時間 100min)

滑り摩耗試験による限界PV値の測定

【限界PV値とは】
PV値とは面圧と速度の積(P×V)であり、摺動面の摩擦熱により樹脂が溶融、焼きつき、もしくは異常摩耗するPV値を限界PV値といいます。

限界PV値に近い条件下では摩擦係数、摩耗量、共に大きくなり、材料がその機能を維持することが難しくなります。
そのため摺動部材として用いられる樹脂が使用環境に適しているかを判断する指標として限界PV値を算出することが一般的です。

弊社では本試験機を用いて動摩擦係数、および試料温度の上昇、疑似摩耗量の増加から樹脂材料の限界点を判断・特定します。

限界PV値測定チャート

Fig. 限界PV値測定チャート 試料:POM 相手材:S45C (速度 0.5m/s、荷重 20N/10min)