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事業案内
■テーバー摩耗
サンプル表面の耐摩擦、耐摩耗性を評価するものです。
規定した回転数後の厚さ、質量、光学的拡散等の特性値の変化をみることができます。
試験概要
レコード盤のような回転台に取り付けられた試験片の上を、2個の摩耗輪が転がり、 摩擦が連続的に行われ、その結果試験片は摩耗されます。 摩耗痕は、面積約30cm2の冠状となります。(図1)
試験は、摩耗粉吸引装置で摩耗粉を吸引しながら行われます。試験前後の質量差から、摩耗質量を求める方法が一般的ですが、試料表面の状態を観察や、光学的な変化を評価する試験も行われています。
装置詳細
装置名 | No.101-H-1 テーバー式アブレーションテスター (株)安田精機製作所製 |
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適用規格 | JIS K7204、ISO9352、ASTM D1044 |
仕様 | 荷重…2.5N、4.9N、9.8N 回転速度…60rpm、70rpm、72rpm 摩耗輪…表1を参照 |
試験片寸法 | 平板 100×100mm t=2~5mm 円板 Φ100mm t=2~5mm *中央に穴あけ加工が必要です。 試験片加工は、別途費用を頂戴いたします。 |
摩耗輪
*通常、軟質試験片のときはCSシリーズを用い、Hシリーズは硬質試験片に用います。
・摩耗輪は、側面に貼付されているラベルの外側約4mmを使用します。
・上記は、弊社で常備している摩耗輪です。
・その他の摩耗輪については、お問い合わせ下さい。
・弊社では、摩耗輪はダイヤモンドドレッサーを使用し、摩耗輪の目詰まりを除去し、面仕上げを行っております。
表1.摩耗輪
記号 | 摩耗輪タイプ | 研磨作用 |
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CS-10 | 弾力性 | 緩やか |
CS-17 | 鋭い | |
H-18 | 非弾力性 | 中程度に粗い |
H22 | 極めて粗い | |
GC150H | JIS K7204付属書1に規定される。 |