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テーバー摩耗

サンプル表面の耐摩擦、耐摩耗性を評価するものです。
規定した回転数後の厚さ、質量、光学的拡散等の特性値の変化をみることができます。

試験概要

レコード盤のような回転台に取り付けられた試験片の上を、2個の摩耗輪が転がり、 摩擦が連続的に行われ、その結果試験片は摩耗されます。 摩耗痕は、面積約30cm2の冠状となります。(図1)
試験は、摩耗粉吸引装置で摩耗粉を吸引しながら行われます。試験前後の質量差から、摩耗質量を求める方法が一般的ですが、試料表面の状態を観察や、光学的な変化を評価する試験も行われています。

テーバー摩耗器   摩耗輪

装置詳細

装置名 ロータリーアブレージョンテスタ (株)東洋精機製作所
適用規格 JIS K7204、ISO9352、ASTM D1044
仕様 荷重…2.5N、4.9N、9.8N
回転速度…60rpm
摩耗輪 …表1を参照
試験片寸法 平板 100×100mm t=2~5mm
円板 Φ100mm t=2~5mm
*中央に穴あけ加工が必要です。
試験片加工は、別途費用を頂戴いたします。

摩耗輪

*通常、軟質試験片のときはCSシリーズを用い、Hシリーズは硬質試験片に用います。

・摩耗輪は、側面に貼付されているラベルの外側約4mmを使用します。
・上記は、弊社で常備している摩耗輪です。
・その他の摩耗輪については、お問い合わせ下さい。
・弊社では、摩耗輪はダイヤモンドドレッサーを使用し、摩耗輪の目詰まりを除去し、面仕上げを行っております。

摩耗輪

摩耗輪2

表1.摩耗輪

記号 摩耗輪タイプ 研磨作用
CS-10 弾力性 緩やか
CS-17 鋭い
H-18 非弾力性 中程度に粗い
H22 極めて粗い
GC150H JIS K7204付属書1に規定される。