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引裂強さ試験 -トラウザー引裂法 -直角形引裂法

引裂強さ試験は、プラスチックやゴムを引き裂くのに要する力を測定する試験方法です。

DJKでは、JIS K 7128-1, -3に定められているプラスチックのトラウザー引裂法、直角形引裂法、JIS K 6252に定められているゴムのトラウザ引裂法、アングル形引裂法の測定が可能ですので、お気軽にご相談ください。

プラスチックの引裂強さ試験規格
試験方法 トラウザー引裂法 直角形引裂法
試験規格 JIS K 7128-1 JIS K 7128-3
適用範囲 1 mm以下のフィルム、シート フィルム、シート
試験片形状
標準試験速度
(mm/min)
200, 250 200, 500

 

ゴムの引裂強さ試験規格
試験方法 トラウザ引裂法 アングル形引裂法
試験規格 JIS K 6252-1 試験方法A JIS K 6252-1 試験方法B
適用範囲 加硫ゴムおよび熱可塑性ゴム
試験片形状

切込みなし

切込みあり

標準試験速度
(mm/min)
100  500

 

①トラウザー/プラスチック
②直角形/プラスチック
③アングル形/切込みなし/ゴム
④アングル形/切込みあり/ゴム

測定方法・原理

トラウザー引裂法は、長手方向にスリットを入れた長方形のトラウザー形試験片の長足を引張試験機に取り付けて引張試験を行います。この試験片を長手方向に完全に引き裂くのに要する力を用いて引裂強さを求めます。
直角形(アングル形)引裂法は、長手方向が引張方向となるように引張試験機に取り付けて試験を行います。切込みなしでは引裂きの発生および成長・伝播の組み合わせ、切込みありでは引裂きの成長・伝播に要する力を用いて引裂き強さを求めます。

結果の表記

・トラウザー
JIS K 7128-1では、定められた区間の引裂き強さの近似の平均値を求め引裂強さとします。JIS K 6252-1では、JIS K 6274(波状曲線の解析)によって求めた引裂く力の中央値を厚さで除して引裂強さとします。

・直角形・アングル形
試験片が完全に引裂かれたときの最大荷重を厚さで除した値の平均値(中央値)を求め、引裂強さとします。