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事業案内

熱硬化性樹脂

熱硬化性樹脂は、加熱前は線状の低分子化合物(オリゴマー、プレポリマー)であり、硬化剤、開始剤、触媒などの存在下あるいは単独で加熱すると、高分子化反応と架橋反応が進行して3次元構造の不溶・不融の硬化物となる材料です。単独で使用されることもありますが、さまざまな添加剤や充填剤が混合された配合物として、塗料、接着剤、電子材料、建材、複合材料用マトリックスとして利用されています。

DJKでは、熱硬化性樹脂のオーダーメイドでの少量合成(フラスコレベル)から未硬化樹脂の分析、硬化性・硬化挙動、硬化樹脂の基本物性などの評価をワンストップで受託しています。各種添加剤・充填剤を配合した材料の調製、処方検討、評価についても多くの実績があり、応用化検討まで一貫した対応が可能です。

●熱硬化性樹脂に関するDJKの受託研究・試験業務

項目 内容
少量合成 エポキシ樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などの熱硬化性樹脂をラボスケールで合成します。(新規アルコール類・フェノール類のエポキシ化、新規原料を組み込んだ樹脂の合成など)
未硬化樹脂の分析 ‣主剤・硬化剤の定性分析・定量分析、官能基濃度、分子量測定、揮発成分
‣配合物の樹脂成分、添加剤分析、充填剤分析、補強繊維の分析
処方検討 主剤・硬化剤・促進剤・開始剤等の配合成分選定、最適配合比、最適硬化条件の検討
硬化樹脂の物性評価 適切な処方で樹脂硬化物を作製し、基本物性を評価します。
⇒力学特性、熱的特性、動的粘弾性、電気的特性、燃焼性、耐久性
応用化検討 新規原料や配合成分についてFRP、電子材料、粘接着剤、コーティング剤などへの応用化検討