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HAST PCT 高加速寿命 試験 受託

高加速寿命試験(HAST・プレッシャークッカー)

概要

HAST(High Accelerated Stress Test)試験は100 ℃以上で水蒸気雰囲気を再現し、試験槽内の圧力を高めることで試料の内部への水分の侵入を促進し、耐湿性試験の加速寿命評価を行います。
別名プレッシャークッカー(Pressure Cooker Test)とも呼ばれております。

仕様

試験前後の温湿度勾配制御が可能で、試験終了後は温度湿度制御を行うことで、試料の乾燥を防ぐことが可能です。

 

表1 時間経過見本(PC材)
85 ℃・85%RH HAST01
121 ℃・100%RH HAST02

※85 ℃・85%RHは3000hまで変化が見られなかったが、121 ℃・100%RHは336hになると白化し、加水分解の影響が見受けられた。

表2 高加速寿命試験機について
使用機器 ESPEC㈱製 EHS-412M
温度範囲 105~162 ℃
湿度範囲 75~100 %RH
圧力範囲 0.020~0.392 MPa(圧力モニタリング可能)
温度上昇 室温 → 162 ℃ 約75分(乾湿球温度制御時)
温度降下 162 ℃・75 %RH → 85 ℃・85 %RH 約120分(乾湿球温度制御時)
槽内寸法 φ294×296 mm(棚受け2段)
乾湿球温度制御 試験開始前から試験終了後の温度降下・保存までの温湿度制御が可能です。
大気圧復帰後の試料の乾燥を防ぐことが出来ます。
連続200時間までとなります。
不飽和制御
(加湿水温度制御)
試料が結露しやすい温度上昇時に、加湿水温度を槽内温度よりも30 ℃低く制御します。
湿度の調整が可能です。
終了後は自然冷却・減圧してから試料を取り出します。
濡れ飽和制御
(プレッシャークッカー)
槽内温度を加湿水温度で制御し、自然冷却・減圧してから試料を取り出します。
湿度は100 %RHで行います。
規格 IEC 60068-2-66(JIS C 60068-2-66)
備考 制御方式のご指定がない場合は濡れ飽和制御となります。

 

注)出典元;エスペック株式会社