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樹脂 回転粘度計 試験受託

回転粘度計による粘度測定


試料の中でロータを一定の回転数で回転させ、これに加わるトルクを測定することで、粘度を算出します。
液状、乳濁状又は分散状の樹脂、塗料、接着剤、モノマーなどの粘度を測定します。


回転粘度計の種類

単一円筒形 共軸二重円筒形

円すい-平板形
(コーン・プレート形)

略図
装置 B型粘度計 B型粘度計
>>回転型レオメータ
E型粘度計
>>回転型レオメータ
規格 JIS K 7117-1, JIS K 7117-2, JIS Z 8803, ISO 2555, ISO 3219 など
JIS K 1557-5 ポリウレタン原料ポリオール試験方法
JIS K 6862 ホットメルト接着剤の溶融粘度試験方法
JIS K 7233 エポキシ樹脂及び硬化剤の粘度試験方法
消防法危険物確認試験 第四類 引火性液体の動粘度測定 など


装置の仕様

B型粘度計 E型粘度計
装置
TV-100BH
(東機産業㈱製)
TVB-22LT
(東機産業㈱製)
TVE-22LT
(東機産業㈱製
スピンドル・ロータ No.1~No.7
少量アダプタ
No.1~No.4
少量アダプタ
低粘度アダプタ
34′×R24
3°×R9.7
回転速度 (rpm) 0.1~100 (0.1) 0.3~100 (19) 0.3~100 (19)
粘度範囲 (mPa・s) 100~320,000,000 1~10,000,000 0.6~6,000
温度範囲 (℃) 10~180 10~180 10~60
試料量 (ml) 20~500 10~500 0.2~1.1

※試料量:1測定に必要な量


- 関連用語 -

粘度:流体内部に生じる、流れに抵抗する性質で、せん断応力とせん断速度との比
見掛け粘度:非ニュートン性流体に作用したせん断応力とせん断速度との比
粘度の単位:mPa・s(ミリパスカル秒) = cps(センチポイズ)

チクソトロピー性(揺変度[ようへんど]):非ニュートン性の物質では時間に依存した流動特性をもち、一定のせん断速度状態では見掛け粘度が時間と共に減少し、せん断応力を除くと徐々に復元する性質を示す。
JIS K 6901:2008「液状不飽和ポリエステル樹脂試験方法」5.6 に試験方法が規定されており、高い回転数で3 分間回転させた時の示度を読み取る。次に5 分間静置した後、低い回転数で3分間回転させた時の示度を読み取る。回転比は10:1とし、n=2 以上測定して、平均値を有効数字2桁に丸める。

計算:TI = VISL/VIS H
TI :揺変度,VISL :低い回転数の粘度,VISH :高い回転数の粘度



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