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事業案内
■二軸延伸
バッチ式二軸延伸テスト
逐次二軸延伸は大掛かりな装置となるため実機でのテストはハードルが高く、材料評価など基礎実験には小スケールでテストが可能なバッチ式二軸延伸機が有効です。
以下に示すバッチ式二軸延伸機を用いて延伸フィルムの試作を受託いたします。
バッチ式二軸延伸機の外観

ラボ用二軸延伸機の仕様
| 機種名 | IMC-1AA6型/(株)井元製作所 | EX10-B1/(株)東洋精機製作所 |
|---|---|---|
| 延伸機構 | コーナーストレッチ方式 (パンタグラフ機構) |
センターストレッチ方式 (パンダグラフ機構) |
| 最小原反寸法 /チャック間寸法1) |
□60mm /□40mm |
□90mm /□72mm |
| 試験可能な原反厚み | t=~1mm | t=~3mm |
| 最大延伸倍率 | 3.6倍/軸 (40mm → 145mm) |
10倍/軸 (72mm → 720mm) |
| 延伸速度 | 0.1~120 mm/min | 3~26,000 mm/min |
| 槽内温度 | ~400 ℃ | ~230 ℃ |
| チャック把持数 | 5個/辺 (計20個) | 9個/辺 (計36個) |
| チャック把持方法 | ワンタッチクランプ (手動調整) | エアーチャック (自動調整) |
| 延伸モード | 同時二軸延伸 逐次二軸延伸 一定幅一軸延伸 自由幅一軸延伸 |
同時二軸延伸 逐次二軸延伸 一定幅一軸延伸 自由幅一軸延伸 多段階延伸 |
| 熱固定装置の有無 | なし | あり2) 熱固定温度:~300 ℃ |
| その他 | 観察窓あり | 延伸荷重測定可能 (参考値)3) |
| 設置場所 | 融合技術研究所 (名古屋) | 融合技術研究所 (名古屋) |
1) 評価に必要な延伸フィルムサイズに合わせ、より大きいサイズの原反からの延伸も可能な場合がございます。
2) 延伸倍率による制限がございます。
3) 原反の厚みが薄い場合や延伸条件により延伸荷重が検出しない場合がございます。
延伸荷重の測定事例:フィルム二軸延伸性評価
二軸延伸の目的
延伸は熱可塑性フィルムをガラス転移温度以上で引き延ばし分子を配向させるプロセスで、以下の特性を付与することができます。
1. 薄膜化・寸法安定性確保
2. 熱的改質 … 耐熱・耐寒性向上, 加熱収縮性(シュリンク性)付与
3. 光学的改質 … 透明性・光沢の向上, 偏光特性付与
4. 機械的強度向上… 引張り強さ・衝撃強さの向上
5. その他 … 微細孔付与:通気性付与,イオン透過性付与
一般的な二軸延伸方法について
延伸には縦延伸と横延伸があり、繊維の場合は縦方向のみの一軸延伸となりまが、フィルムでは縦横2方向の二軸延伸が行われます。二軸延伸には、縦延伸と横延伸を順次行う逐次二軸延伸法、一度に行う同時二軸延伸法の2種類があり、前者が一般的な方法です。さらに、逐次二軸延伸法はチューブラー法とテンター(Tダイ)法があり、フィルム延伸にはテンター法が多く採用されています。
関連リンク
・Tダイ押出成形
・ラボ用二軸延伸機を用いた評価事例
