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事業案内
■12.EU肥料製品規制に対応する試験

DJKでは、EU肥料製品に関する規制(欧州委員会規則 (EU) 2019/1009の改正 (EU) 2024/2770、(EU) 2024/2787)の試験に対応しております。
試験はEU内(ベルギー)のNormec OWSで実施されます。
■被覆肥料、吸水ポリマー
土壌、水系両方の試験が必要です。
2028年10月17日より適用開始となります。
1.土壌
| 試験 | 試験規格 | 合格基準 |
|---|---|---|
| 生分解度試験 | EN ISO 17556 or ASTM D5988-18 |
下記 1) or 2) 1) 48ヶ月+製品の機能期間以内に生分解度90%以上 2) 下記 a+b a. 25℃で20ヶ月以内に生分解度45%以上 b. 37℃で20ヶ月+製品の機能期間以内に生分解度90% |
| 植物毒性試験 | OECD 208 or 同等規格 | 発芽率と成長率がブランクに対して90%以上 |
| 硝化阻害試験 | OECD 216 or 同等規格 | 試験土壌中の硝酸塩生成がブランクに対して90%以上 |
| ミミズ毒性試験(急性) | ISO 11268-1 or 同等規格 | 生存率および重量がブランクに対して90%以上 |
※上記すべての試験実施が必要となります。
2.水系
| 試験 | 試験規格 | 合格基準 |
|---|---|---|
| 生分解度試験 ※淡水、河口、海水から選択可能 |
ISO 14851 ISO 14852 ASTM D6691-18のいずれか |
製品の機能期間以内によって変わる |
■マルチフィルム
土壌、水系両方の試験が必要です。
2024年11月20日に施行されています。
1.土壌
| 試験 | 試験規格 | 合格基準 |
|---|---|---|
| 生分解度試験 | ISO 17556 ISO 23517 ASTM D5988-18のいずれか |
下記 1) or 2) 1) 24ヶ月+製品の機能期間以内に生分解度90%以上 2) 下記 a+b a. 25℃で10ヶ月以内に生分解度45%以上 b. 37℃で10ヶ月+製品の機能期間以内に生分解度90% |
| 植物毒性試験 | OECD 208 or 同等規格 | 発芽率と成長率がブランクに対して90%以上 |
| 硝化阻害試験 | OECD 216 or 同等規格 | 試験土壌中の硝酸塩生成がブランクに対して90%以上 |
| ミミズ毒性試験(急性) | ISO 11268-1 or 同等規格 | 生存率および重量がブランクに対して90%以上 |
| ミミズ毒性試験(慢性) | ISO 11268-2 or 同等規格 | a. 28日後:生存率および重量がブランクに対して90%以上 b. 56日後:子孫数がブランクに対して90%以上 |
※上記すべての試験実施が必要となります。
2.水系
| 試験 | 試験規格 | 合格基準 |
|---|---|---|
| 生分解度試験 ※淡水、河口、海水、水と堆積物の境界面から選択可能 |
ISO 14851 ISO 14852 ASTM D6691-18 ISO 19679 ISO 18830のいずれか |
12ヶ月以内に生分解度30%以上 or 24ヶ月+製品の機能期間以内に生分解度90%以上 |
どのように試験を進めるかなどのご相談にも対応しておりますので、ご不明な点がございましたらお問合せ下さい。
生分解性に関するページは以下のような構成になっています
1.DJKの生分解試験・認証に関するサービス
2.生分解性プラスチックとは
3.生分解性プラスチック認証とは
3-1.主な生分解材料と生分解可能な環境
3-2.バイオマスプラスチック
4.TUV AUSTRIAの認証種類
5.生分解性プラスチック総合規格
6.Chemical Characteristics(化学的特性)
7.Biodegradation(生分解度)
8.The Degree of Disintegration(好気性崩壊度)
9.Ecotoxicity(環境毒性試験) Plants toxicity
10.JBPAの海洋生分解性プラ識別表示制度が認めている試験方法
11.EUマイクロプラスチック規制に対応する試験
12.EU肥料製品規制に対応する試験<現在のページ>
